目次
1.ピックルボールコートの大きさ
2.各ラインの名称と役割
長方形のコート内を縦横無尽に走り回る選手たち。映像や写真を見ていると当たり前のように思えてしまいますが、実際にピックルボールコートに立ってみるとその大きさがよくわかります。
また、ピックルボールコートにはさまざまなラインが引かれています。 それぞれが役割を果たし、大きな広場をピックルボールコートとして形成しているのです。
ここでは、ピックルボールコートの大きさや、各ラインの名称を紹介します。
ピックルボールコートの大きさ
ピックルボールコート1面の大きさは、バドミントンのダブルコートと同じくらいの広さとイメージするといいです。数字にすると縦13.4m×横6.1mです。テニスやバドミントンはシングルスとダブルスでコートの大きさが違いますが、ピックルボールのコートはシングルでもダブルでも同じサイズです。
ラインの太さは5.08cmが基本です。ラインの外側まで範囲の一部として見なされます。つまり、ボールが少しでもラインにかかっていれば「イン」とジャッジされます。
ネットの高さは3フィートです。端が91.44m、中央が86.3cmとなるようにします。(中央にネットストラップなどを使用して高さの調節を行います)
面積で表すと約81.7㎠です。これは、テニスコートの面積の約1/3の広さです。
改めてプレーすることを考えてみると、スピンのかかったボールはコート内に弾んだ後、さらにコート外へ伸びていきます。特に試合で使うコートは、コート範囲外も十分にスペースが取られています。
各ラインやマークの名称と役割
ピックルボールをプレーしたり観したりする 上で、ピックルボールコートを形成しているラインは最低限知っておきたい知識です。ここではラインの名称を順番に見ていきます。
なお、ピックルボールコートのラインはコートやノンボレーゾーンの色と区別できる色にしなければなりません。多くは白色が使われています。
ベースライン
基本となるラインが、コートの後ろにあってネットと平行に引かれたベースラインです。シングルスもダブルスも同じです。
このベースラインの外にバウンドしたボールはアウトになるので、これよりも内側に入れる必要があります。また、サーブを打つときはベースラインを踏んだりまたいだりしてはいけません。
ノンボレー・ライン
ネットから2.13メートル離れたところ、ベースラインと平行に引かれているのがサービスラインです。こちらもシングルス、ダブル両方で使います。
このノンボレー・ラインからベースラインまでの範囲をサービスコートといい、真ん中から左右に右サービスコート/左サービスコートと分かれています。
このノンボレー・ラインからネットまでの範囲をノンボレーゾーン(キッチン)といいます。このノンボレーゾーンいうエリアでは、バウンドする前のボールを打つこと(ボレーやスマッシュ等)ができません。
テニスにはこのようなノンボレーゾーンというエリアが設けられていないため、少しでも甘いボールを打ってしまうとネットの近くでボレーやスマッシュをされ、ポイントを取られてそのプレーは終了してしまいます。
一方ピックルボールでは、ノンボレーゾーンが設けられていることによって、双方ともネットの近くでボレーやスマッシュをする機会が減り、その結果ラリー長く続きます。
センターライン
ノンボレーゾーン、 ネットに垂直方向に引かれている真ん中のラインがセンターラインです。読んで字のごとく、ラインの中では一番覚えやすいのではないでしょうか?
サーブのイン/アウトの判断に使われます。
※ノンボレーゾーンはわかりやすいように色を変えています。